明日は定休日でお休みなのでお家でゆっくり大好きな白黒映画鑑賞。
今日は1953年（昭和２８年）に公開された小津安次郎監督の代表作の東京物語を観ました。

子供達に久方ぶりに会うために尾道から老いた夫婦周吉とその妻のとみが上京するが仕事に追われた子供達は相手する事が出来ずに両親をたらい回しに、寂しい思いをしているふたりを積極的に面倒みたのが戦死した次男の嫁の紀子だけでした。

親子関係、他人との間に生まれる思いやりと愛。リアルに描かれた人間模様。
ほっこりとした映画ですがどこか哀愁感漂うセンチな映画です。

そして紀子を演じる女優の原節子さんの日本人離れした美貌には圧巻されます。
とても魅力的で笑顔が本当に素敵なんです。日本人ならではのおもてなしと気遣い。
明るく聡明で奥ゆかしい女性、
古き良き時代の女性像が描かれています。

昭和の時代に比べ女性の社会進出が盛んになった現代社会。
現代の女性の強さや美しさはもちろん、
まだまだ男性社会だった昭和時代の女性が心得ていたモノ
昭和初期の女性からも学べるものがたくさんあると思います。

原節子さんをはじめ昭和の女優さん達は周りにいるみんなを明るく元気にしてくれるパワーを持っている人達が多いと思います。
戦後まだ８年の復興中の日本、昭和の社会情勢が生んだ日本人ならではの女性の美しさは文化遺産だと思います。
素晴らしい作品ですので是非一度ご覧になって下さい。

年内の予約枠は残り僅かになっております。ご予約はお早めに。
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